Karuizawa Autumn Letter
金水引:Agrimony

科: バラ科 学名:Agrimonia pilasa
撮影場所 : 軽井沢町追分 撮影日 : 2008/8/23
軽井沢では良く見かける秋の花です。金色の小さな花が、尻尾状の茎に連なって咲きます。
赤い色のミズヒキ 水引の花は、暗くじめっとした林縁に咲くのに対して、キンミズヒキ は、明るい林縁に咲きます。
春の芽は山菜としても利用されるそうですが、私はまだ、食べたことがないので、次の春はトライしてみたいと思いますが、しっかりと新芽の形を見極めないといけないですね。
名前は、ご祝儀袋などに付いている水引に例えて名づけられましたが、赤い花の水引は細くて、水引に似ていると思いますが、金水引の方は、ぼってりしていて、形としては、オカトラノオのような動物のしっぽに似ている感じを受けます。あなたなら、どんな名前を付けますか?
実の表面にはかぎ型のとげがあり、衣服にくっつくので「ひっつき」などと呼ばれています。

竜牙草という名前もあり、こちはら生薬として利用した場合の呼び名です。将に名は体を表すですね。全草にタンニンを含み、下痢止め、口内炎、生理不順に効能があるそうです。
用法:天日乾燥したもの煎じて服用する。
薬効:血液を収れんさせる作用がある。鼻血、血便、眼底出血、吐血などの止血に効用があるとされる。(参考文献:薬草 (ヤマケイポケットガイド)
ハーブとしても有名
英名に agrimony(アグリモニー)と書いてあったので、ハーブ関係に詳しい方はピンと来たかも知れませんね。西洋では、アグリモニーは、とても有名はハーブとして知られています。ハーブティーやオイルなどとして利用しています。
みずひきって何?
ちなみに、軽井沢町と同じ長野県の飯田市は 水引細工の産地で、日本全体の生産量の70%を占めます。市内には美しい水引が展示・販売されているので、もし機会があれば、足を運んでいただければと思います。
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お気に入りの俳句 :
見るうちや 風の吹折る 女郎花
~ 樗良 ~