軽井沢 冬の便り : Karuizawa Winter Festival:
軽井沢 石の教会は、軽井沢ホテルブレストンコートの敷地内にある石造りの教会です。
深々と雪の降る夜。石の教会で結婚式を挙げているカップルがいました。幻想的な中での挙式はとても思い出に残りますね。
どちらかといと、軽井沢高原教会の方が有名ですが、独創的な建築という意味では、石の教会に軍配が上がります。積み石とガラスが折り重なるようにして造られたアーチが、一種独特の神聖な雰囲気を醸し出しています。一般の方も、中にも入れるのでもし機会があれば、入ってご覧になって見てください。デザインは、アメリカの建築家 Kendrick Kellogg(ケンドリック・ケロック氏)です。彼のデザイン・コンセプトは「唯一無二」。石の教会は、そのコンセプトに違わない、唯一無二の教会です。
あと挙式代も石の教会に軍配が上がります。(2003年頃は、軽井沢高原教会が60万円ほど、石の教会の方が70万円ほどでした。ちなみに、挙式代のみの費用です。披露宴代は別途かかりますので)
内村鑑三
石の教会の中には、軽井沢にゆかりのある「内村鑑三』の記念堂もあります。
「内村鑑三」というと、そういえば、社会の教科書に出てきた気がするなぁと思う程度で詳しい方は少ないかと思います。
すごく簡単に言うと、明治時代に「日本の文化を世界に紹介した人」です。その際の書籍が「代表的日本人 」です。
世界に発信するには、当然ですが英語で書く必要があります。彼は、キリスト教徒でもあり、留学経験もあり、英語に精通していました。
彼がキリスト教に改宗したのは、札幌農学校時代。同期生には、同じく日本文化を「武士道 」で世界に紹介した「新渡戸稲造
」もいました。
キリスト教の伝道師としては「How I Became a Christian」(余はいかにしてキリスト信徒となりしか)という本を出版し、海外でも紹介されました。また、日本独自の無教会主義を提唱したことでも知られています。