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駒形神社と一人静

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皐月初日。春の駒形神社を訪ねてきました。駒形神社は軽井沢町の馬取地区にあり、集落の小高い裏山に祀られています。

駒形神社

 さて、まずは、ちょっと軽井沢の歴史的な話からしたいと思います。平安時代の軽井沢は、長倉の牧と呼ばれる広大な牧場が広がり、馬の産出地でした。また、江戸時代は、中山道の宿場町、馬継ぎ場として栄えたので、移動の手段として使われた馬は大事にされてきました。なので、馬のエサである草を地産地消で確保する必要がありました。なので馬のエサを確保するために、軽井沢の野山の多くは草刈り場として利用され、ほとんどが草原でした。軽井沢に草原性の植物が豊富なのは、浅間山の火山活動の影響もありますが、宿場町、交通の要衝として栄えてきたという背景もあります。

 今日では、交通手段は、自動車や電車に置き換わってしまい、馬を使った移動は、一部の観光地で馬車に乗るぐらいしかなくなってしまいましたね。ただ、「駅」という言葉には馬の名残がありますね。

ちなみに、音読みは「エキ」ですが、音読みは何だと思いますか?じつは「うまや」と読みます。「馬屋」ですね。馬は人間よりも頑丈な動物で、荷物を背負って移動できます。しかし、現代の自動車や電車のように、燃料さえ入れれば疲れ知らずで動けるわけではありません。休憩も必要ですし、急ぐ場合は途中で馬を替える事も必要でした。つまり「駅」というのは、もともと、馬を休ませたり、乗り換えたりする場所という意味だったんですね。馬から自動車や電車に変わりましたが、「道の駅」や「駅」に、引き継がれているのは面白いですね。

    

古からの神

鳥居から伸びる広い階段の脇には小道があり、古びた鳥居の先に石神と祠が祀られていました。

石神

 石神は微笑ましい表情でした。おそらく、こちらの方が、古から祀られてきた本来の神社だと思います。新しい鳥居や階段、そして神社の社屋は、馬取集落が「駅」としての産業が盛んになるにつれて「駒形神社」として祀られて、後世に増築されたものではないかと思います。

    

駒形神社って?

 ところで、駒形神社って何ですかね?駒形神社の創始や来歴の詳細は不明ですが、名前からして、馬を供養したり、馬の健康を祈る社だったと考えられます。

日本の神様読み解き事典によると、馬の守護神を祀る神社と書かれていました。本源としては、岩手県水沢市中上野にある駒形神社と推定されています。

水沢市にある神社の社殿によると、ヤマトタケル が遠征した際に、火明命(ほあかりのみこと)など六柱を勧請したのが始まりとしています。しかし、ヤマトタケルは、水沢まで遠征していないことを考えると、信憑性が何処まであるかは分かりません。

祭神は、馬形神(駒ケ岳にいます神の意味だそうです)という変わった神で、馬頭観世音菩薩(馬頭観音と同一視されています。神の素性の詳細は、ともかくとして、ヤマト時代の頃から、岩手県は名馬の産地でしたから、馬と共に生きる人間が、馬を大切に思う気持ちが、駒形神社として表現されているのだと思います。馬頭観音の石碑や祠は、軽井沢のいたるところにあり、今でも住民の方が大切にされています。

じつは、岩手県の北上山地と軽井沢は、不思議な共通点があります。軽井沢には、「ハナヒョウタンボク」などの日本では稀少な植物があるのですが、同じく北上山地にも、離れて分布(隔離分布)しています。地質学的にも植物学的にも、面白い共通点です。

   

一人静

石仏の足元には、一人静(ヒトリシズカ)が、ひっそりと花を咲かせていました。ご存知の方も多いと思いますが、「一人静」は、源義経の妻の「静御前」が、都を追われた義経を想って、一人で舞をまった姿から名付けられたと言われます。とても可憐で、大好きな花の一つです。

一人静

 一人静は「スプリングエフェメラル」=「春の妖精 」と呼ばれ、春先に花を咲かせて、他の草が丈を伸ばす頃には、早々に葉を枯らせてしまいます。小さい体で生き残るための戦略で、春から夏までに栄養を蓄えて、夏は他の植物との競争を避けて地上部を、枯らせるのです。この現象は「夏眠」と呼ばれています。動物が「冬眠」するというのはよく知られていますが、「夏眠」というのは面白いですよね。そういえば、軽井沢は「避暑地」。人が暑さを避けてやっていきます。その行動も、ある意味「夏眠」活動の一つなのかもしれませんね。

       

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